私は、日本も外国人労働者を積極的に受け入れるか否かという話題について、いじめのあるクラスに転校生がやって来たシチュエーションを思い浮かべる。転校生の出現によって、クラス内の力関係が変化し、今度は転校生がいじめられるという結果になってしまったとしたら、これまでいじめられていた子(若者)はどう振舞うのだろうか。転校生を庇うのだろうか。いや、むしろ率先して転校生をいじめそうな気がする。これまでいじめられていた憂さ晴らしに。そして、自分が再びいじめられないために。
そうなった場合は、それまで敵対していた年長者と若者は、歪んだナショナリズムで繋がるようになり、自分たちの国がうまくいかないことを、外国人労働者のせいにして憂さを晴らすようになるのかもしれない。ちょうど、今の年長者が、この国がうまくいかないことを、若者のせいにして憂さを晴らしているように。年長者の不安感や閉塞感の受け皿という今の若者のポジションに、今度は外国人労働者がなってしまうのではないだろうか。外国人労働者の受け入れが期待通りに行かなかった場合は、このような未来が待っていそうだ。